海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアムロゴ

国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)は、海洋流出したプラスチックが世界的な社会問題となる中、持続可能な社会、持続可能な企業活動に向け、イノベーションにつながる製品や代替品の開発とその社会実装を加速するため、2021年10月1日に「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」を設立しました。

海洋生分解性プラスチックなど環境負荷低減に資するプラスチック材料及び製品に関する評価技術開発や標準化につながる場を提供します。
1.海洋生分解性プラスチックの評価技術等の最新トピックを提供します。
2.材料や製品に関する技術課題・ニーズを抽出します。
3.事業・競争力強化につながる新たな技術や製品の社会実装を支援します。
事業者の皆様と新たな技術や製品を社会に広く普及させるための「見える化」に必要な評価法の確立と標準化に向けた対話をはかり、持続可能な社会の成長に貢献します。

生分解性プラスチック等の製造やその分析評価に係わる企業、標準化団体、およびアカデミックな観点から活動にご協力いただける大学・公的研究機関の研究者の参加を募集します。
申込方法については、「入会のご案内」をご確認ください。

新着情報

2024/03/06
令和5年度海プラコンソ総会を開催し、期間延長などの会則改正を承認しました。
2024/02/07
「令和5年度 海プラコンソ講演会」を開催しました。
2023/10/17
中山敦好会員(産総研)が令和5年度産業標準化事業表彰・産業技術環境局長表彰を受賞しました。
2023/09/20
「海プラコンソ ミニ講演会」を開催しました。
2023/07/12
「海プラコンソ 見学会」を開催しました((独)製品評価技術基盤機構(NITE)バイオテクノロジーセンター)。
2023/03/03
令和4年度海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム総会を開催し、会則改正などを承認しました。
2023/01/19
「令和4年度 海プラコンソ講演会」を開催しました。
2022/10/14
「ものづくり企業GX推進フォーラム」(徳島ビジネスチャレンジメッセ2022)で国岡代表(オンライン)、穴吹幹事(船場化成:現地)が講演しました。
2022/9/5
Technobridge® on the Web (要会員登録:無料) 研究カタログ2022 P218で「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」を紹介しています。
2022/7/15
「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 見学会」を開催しました(産総研関西センター)。
2022/3/7
令和3年度海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム総会を開催し、運営委員会および2つのWGの設置を承認しました。
2022/1/19
「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム設立記念講演会」を開催しました。
2021/11/17
「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」のご紹介ウェブイベント(11/24 14:00~)のご案内
2021/10/1
海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアムの設立
-新たな材料・製品の社会実装に必要な標準化の推進を目指す
2021/10/1
Webサイトを公開しました
活動概要

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 事務局
(企画本部 知財・標準化推進部 内)

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 つくば本部・情報技術共同研究棟8階
Eメール:M-marineplastics-sec-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

代表挨拶

代表の写真
代表 標準化オフィサー 国岡正雄

2015年頃から、海洋プラスチックゴミ問題の解決が重要な社会課題であることが認識され始め、2018年には、ウミガメの鼻からストローを抜く痛々しい動画の全世界への拡散、海洋プラスチックゴミの量が魚の量を超えると予測されるなど、海洋プラスチックゴミ問題が顕在化しています。この海洋プラスチックゴミ問題解決のために、2019年に開催されたG20大阪サミットでイノベーションによる2050年までに新たな海洋プラスチックゴミゼロを大阪ブルー・オーシャン・ビジョンとして宣言しました。

プラスチック使用量の削減のために、使い捨てプラスチック使用削減やレジ袋の有料化などが行われましたが、2020年からのコロナ禍で、プラスチック医療製品やテイクアウト容器などのプラスチック製品のニーズは高まり、使い捨てプラスチックの使用量が増加しているように思われます。これらを含むプラスチック廃棄物を処理する方法、自然界流出が避けられない製品の完全生分解化を真剣に考えていかなくてはなりません。2022年に施行が予定されている「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」にも対応していかなくてはいけない状況です。

研究開発や標準化を軸にしたこの社会課題の解決のためには、プラスチック製品のバリュチェーンの上流から下流まで、種々の産業分野の関連企業、学官の横断的な連携が必要です。この連携のための場として、標準化推進センターが中心となり、産総研コンソーシアム「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」を設立いたしました。

発足当初は、「海洋生分解性プラスチック」に焦点をあてて、コンソーシアム会員各位のイノベーションに寄与すべく、生分解評価法の標準化等に焦点をあてて、当該製品の社会実装のための課題を抽出、解決のための施策等を検討してまいります。将来的には、プラスチック資源循環に関わる課題解決等にも貢献していきたいと考えています。

特に、標準化に関しまして、国岡がコンビーナとして活動しているISO国際標準化機構、TC61(プラスチック)専門委員会、SC14(環境側面)分科委員会、WG2(生分解度)作業部会での活動に焦点をあてて、意見交換を進めてまいります。

関連各社、団体様の積極的なコンソーシアム参加、産総研との連携を期待しております。(令和3年10月1日)

参考記事:令和3年度 産業標準化事業表彰受賞者インタビュー Vol.4
産総研マガジン(2022/07/13) 海洋生分解性プラスチックとは

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 事務局
(企画本部 知財・標準化推進部 内)

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 つくば本部・情報技術共同研究棟8階
Eメール:M-marineplastics-sec-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

入会のご案内

海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアムに参加いただく企業を募集いたします。
あわせて個人会員としてご協力いただけるアカデミアの方を募集いたします(学生不可)

海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム入会お申込みにあたっての留意事項

対象企業は以下の通りです。

  • プラスチックの製造および製品化もしくは分析評価のいずれかの業務をおこなっており、海洋生分解性プラスチック標準化に関心が高い民間企業
  • 会則を確認いただき趣旨に賛同いただけること

個人会員は当面コンソーシアム活動にご協力いただける大学・国研等アカデミアの方に限らせていただきます。
事業進捗の中で一般向け講演会なども計画する予定です。

普及会員・賛助会員は事業の中で必要となった時点でお声がけさせていただくことを想定しておりますが、ご興味をお持ちの団体がございましたらmailでご相談ください。

以下、申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、mail添付で事務局までご送付ください。審査の上ご入会いただく方には事務局からご連絡させていただきます。

法人会員一覧(令和6年4月1日現在 25法人 掲載許諾法人のみ 50音順)

旭化成(株),(一財)化学物質評価研究機構,(一財)カケンテストセンター,(株)カネカ,(株)クレハ,(株)ケミトックス,興和(株),(株)今野,(株)GSIクレオス,(株)島津製作所,(株)シマノ,Spiber(株),(株)住化分析センター,(株)ダイセル,DIC(株),東レ(株),ニチモウ(株),日清紡ホールディングス(株),(株)ネクアス,パナソニック ホールディングス(株),(株)平和化学工業所,(一財)ボーケン品質評価機構,三菱ケミカル(株)

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 事務局
(企画本部 知財・標準化推進部 内)

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 つくば本部・情報技術共同研究棟8階
Eメール:M-marineplastics-sec-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

産総研コンソーシアム設立お披露目イベント

※本イベントは終了いたしました。使用した資料は下記に掲載しております。

「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」のご紹介

海洋プラスチックゴミ問題解決のため、2021年10月1日に産総研コンソーシアム「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」(事務局:標準化推進センター)を設立いたしました。このイベントではコンソーシアムの概要紹介とともに、会員企業と今後のコンソについて議論します。会員様および新たにご入会をお考えの企業様により具体的なイメージをお持ちいただければと考えております。

開催概要

日時
2021年11月24日(水) 14:00~15:15
開催方法
Webイベント(Microsoft Teams)

プログラム

14:00 開会
14:00~14:05 挨拶 齋藤 剛 イノベーション推進本部 標準化推進センター センター長
14:05~14:25 「コンソーシアムの紹介と海洋生分解性プラスチック標準化の動向」(資料ダウンロード:PDF 2.0MB 国岡 正雄 イノベーション推進本部 標準化推進センター 標準化オフィサー
(海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 代表)
14:25~15:10 パネルディスカッション(モデレーター 国岡正雄) 設立前からご相談させていただいた会員数社 内容:海洋生分解性プラスチックの市場導入を促進するには
コンソーシアムに臨むにあたって
15:10~15:15 経済産業省からの応援メッセージ
15:15 閉会

接続方法:時間になりましたら下記リンクからご入室ください(13:45から接続可能になります。カメラ・マイクOFFにてロビーでお待ちください。)。

※本イベントは終了いたしました。

*予告なく講演会を中止、接続環境不良による聴講障害が発生する可能性がございます。
*講演会は事務局により録画され、海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム事務局及び関係者等において使用いたします。公開の予定はございません。なお、参加者様の会議の録音・録画・スクリーンショット等は禁止いたします。

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム 事務局
(企画本部 知財・標準化推進部 内)

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 つくば本部・情報技術共同研究棟8階
Eメール:M-marineplastics-sec-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

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